コラム
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保育に専念できる環境づくり―デジタル化で園職員の負担を減らす
「先生たちが保育日誌や連絡帳の記入、保護者さんからの電話対応に追われている…」「お子さんたちと向き合う時間よりも、事務作業に費やす時間の方が長い…」 このような悩みを抱えている園長先生は少なくないでしょう。本来、先生方が一番時間をかけるべきなのは、お子さんたちと心を通わせる「保育」の時間です。しかし、実際には多くの園で、アナログな事務作業が先生方の大きな負担になっています。 この状況は、先生方の疲弊を招き、結果として保育の質の低下や離職率の上昇に繋がってしまいます。 なぜ今、園のデジタル化が重要なのか? 近年、IT技術の発展により、多くの企業でデジタル化が推進されています。それは保育業界も例外ではありません。 デジタル化は、単に紙の書類をデータに置き換えることではありません。その真の目的は、先生方の業務負担を根本から減らし、保育の質を高めることにあります。 例えば、以下のようなアナログ業務が、先生方の貴重な時間を奪っています。 手書きの連絡帳や園だより 電話や口頭での欠席・遅刻連絡 紙ベースでの行事の出欠確認 膨大な量の書類作成と管理 これらの業務をデジタルツールに置き換えることで、先生方は保育に専念できる時間を増やすことができるのです。 デジタル化で実現する3つのメリット 1. 業務の効率化と時間創出 今まで手作業で行っていた日誌や連絡帳の入力、保護者さんへの一斉連絡などが、スマートフォンやタブレット一つで簡単に行えるようになります。 園児ごとの写真を登録して連絡帳に添付したり、保護者さんへの緊急連絡を一斉配信したりする機能を使えば、これまで数時間かかっていた作業が数分で完了します。 これにより、先生方の事務作業にかかる時間が大幅に短縮され、生まれた時間を保育準備やお子さんたちと関わる時間に充てることができるようになります。 2. 先生の満足度向上と離職率の低下 業務負担が減り、心にゆとりが生まれることで、先生方はより生き生きと働くことができます。これは、先生方の満足度向上に繋がり、「仕事量が多い」「労働時間が長い」といった理由での離職を防ぐ重要な要素となります。 また、デジタル化は園の働き方改革を推進する姿勢を外部に示すことにも繋がります。求職者の方は、給与や条件だけでなく、「どんな働き方ができるか」を重視しています。デジタル化された園は、先進的で働きやすい職場だと認識され、優秀な人材の確保にも役立つこととなるでしょう。 3. 保護者満足度の向上 保護者さんとの連絡がデジタル化されることで、リアルタイムでスムーズなコミュニケーションが可能になります。 例えば、急な欠席連絡も公式LINEで完結したり、園の様子を写真や動画で手軽に共有したりすることで、保護者さんも安心でき、園への信頼感が高まります。 さらにアンケート機能などを活用すれば、保護者さんの意見を簡単に集約・分析できます。保護者さんの声を業務改善に活かすことで、園の運営はさらに良くなり、それが保護者満足度を向上させる好循環を生み出すのです。 「でも、何から始めればいいの?」 デジタル化というと、大掛かりなシステム導入を想像し、ハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、大切なのは無理のない範囲で、小さな一歩から始めることです。 公式LINEで保護者さんとの連絡を一本化してみる欠席連絡の自動受付や、一斉配信機能は、すぐにでも業務負担を減らせるでしょう。 園のSNSアカウントで、日々の様子を発信する園の魅力が伝わる写真や動画を定期的に投稿することで、保護者さんや地域の住民との繋がりを深められます。 Googleビジネスプロフィールを最新の情報に更新する地域で「保育園」を検索する保護者さんに、園の存在を知らせるための最も基本的なツールです。 SINTERASは、先生方の負担が増えないか、費用対効果はどうかを一緒に考え、園の状況に合わせた最適なデジタル化をご提案いたします。 まとめ 保育に専念できる環境づくりは、園児の健やかな成長のためだけでなく、先生方の働きがいやモチベーションを高めるためにも不可欠です。 そのためには、アナログな事務作業を見直し、デジタル化を進めることが有効な手段となります。デジタル化は、業務効率化、先生の満足度向上、そして保護者満足度の向上という、多くのメリットをもたらします。 大切なのは、「先生の仕事が増えてしまうのでは?」という不安を解消すること。SINTERASは、園の状況や予算に合わせて、無理なく続けられるデジタルツールの導入と活用をサポートします。 小さな一歩から、先生方が笑顔で保育ができる環境を、一緒に作っていきませんか?- 業務効率化
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LINE公式アカウントが必須な理由と、各SNSとの連携で実現する「理想の循環」
SNSやホームページでの発信に力を入れている園は増えてきました。しかし、それぞれのツールがバラバラに動いていては、その効果を最大限に引き出すことはできません。 そこで重要となるのが、各媒体が連携し、ターゲットの行動を促す「理想の循環」を作り出すこと。この循環の中心に位置するのが、LINE公式アカウントです。 なぜLINE公式アカウントが必須なのか? 現代のデジタルマーケティングにおいて、LINEはメールに代わる、最も重要な「プッシュ型」のコミュニケーションツールです。 ホームページや各種SNSが興味を持ってもらうことに特化した「待ち型」の集客ツールであるのに対し、LINEは登録してくれた方に対して園から直接情報を届ける「攻め型」のツール。 プッシュ通知で直接メッセージが届くため、保護者さんや求職者の方がメールのように見逃してしまうリスクが格段に減ります。これにより、園見学の案内や説明会のお知らせ、採用情報などを確実に届けることができます。 また、LINEには以下のようなメリットがあります。 セグメント配信:登録者が「入園希望者の方」なのか「求職者の方」なのかを事前に設定することで、それぞれのターゲットに合わせた最適な情報を届けられます。 自動化:説明会の申込受付やリマインダー、キャンセル手続きを自動化することで、先生方の業務負担を大幅に軽減できます。 データ取得:誰がどの情報を見てくれたか、どんなことに興味を持っているかなどのデータを取得・分析し、今後の発信内容を改善していくことができます。 LINEを中心にした「理想の循環」の作り方 LINE公式アカウントを導入するだけでは、その効果は限定的です。大切なのは、SNSやホームページなどの「集客」ツールと連携させ、LINEへの登録を促すことです。 認知:InstagramやX、HPで園の日常や魅力を発信します。これらの媒体に「LINE公式アカウントはこちら」といった明確な導線を設けることで、興味を持った人たちを次のステップへと誘導することができます。 ファン化:LINEに登録してくれた方へ、それぞれに合わせた情報(子育てのヒント、採用情報、イベント案内など)を定期的に配信します。また、一斉配信だけでなく、チャット機能を使って個別相談に応じたり質問に答えたりすることで、一人ひとりとの信頼関係を築きます。 行動:園のファンになった方が、見学や説明会に参加し園の雰囲気を実際に体験することで、最終的に入園や採用へ繋がります。 このサイクルは一回で終わるものではありません。入園した保護者さんや採用された職員さんが、今度はSNSやLINEを通じて園の魅力を発信する「口コミ」の担い手となり、再び最初の「認知」の段階へと繋がっていくのです。 まとめ SNSやホームページがそれぞれ単体で機能するだけでは、その効果は限定的です。大切なのは、それらが連携し、LINE公式アカウントを中心とした「理想の循環」を作り出すこと。 SNSは広く認知を広げ、LINEは一人ひとりの興味関心を深める。まるで車の両輪のように、どちらか一方が欠けてもスムーズに進むことはできません。 この循環を回すことで、園児獲得や職員採用が安定し、先生方の業務負担も減らすことができます。この理想的な循環を、あなたの園でも一緒に作っていきませんか?まずは小さな一歩から、私たちがサポートいたします。- 園児獲得支援
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「待つ」だけの採用はもう古い?デジタルで実現する「攻め」の職員採用
「求人募集をしても、なかなか応募が来ない…」「人材紹介会社に頼むと費用負担が増えてしまう…」 人手不足が深刻化する保育業界において、職員の確保は多くの園長先生が抱える共通の課題ではないでしょうか。 これまでの採用活動といえば、求人広告を出し、応募が来るのをひたすら待つ、いわば「待ち型」のスタイルが一般的でした。しかし、現代の求職者の方は行動軸が大きく変わってきています。 求職者の方がエントリーする前の「空白の時間」 インターネットやSNSが普及した今、求職者の方は就職先を探す際に複数の園をじっくりと「比較・検討」するようになりました。興味を持った園があれば、まずホームページやSNSをチェックし、職場の雰囲気や働く人々の様子を事前に把握しようとします。 そして、他の園と比較して「ここが良い」と判断してから、ようやくエントリーや問い合わせといった行動に移るのです。 この「比較・検討」のステップにこそ、従来の採用活動の課題が隠されています。 従来の「待ち型」採用では、園は求人募集を出した後、ひたすら応募が来るのを待つしかありませんでした。求職者の方が園の存在を認知し、他の園と比較・検討しているこの「空白の時間」に、園は何もアプローチすることができなかったのです。 ここにこそ、SNSを活用する大きなメリットがあります。 SNSが採用活動の空白を埋める SNSは、求職者の方がエントリーする前の「興味・関心」「比較・検討」の段階から、園の魅力を積極的に発信できるツールです。例えば、以下のような情報を定期的に発信することで、求職者の方は園の雰囲気をより深く理解することができます。 働く先生方のインタビュー動画:先生方が仕事のやりがいや楽しさについて語る姿は、求職者の方にとって最も知りたい情報の一つです。「ここで働く自分」を具体的にイメージしやすくなります。 日々の業務風景や園内の様子:お子さんたちと先生が一緒に遊んでいる姿、職員室での和やかな会話の様子などを動画や写真で発信することで、園の温かい雰囲気を伝えることができます。 園の教育方針や理念:「どのような価値観を大切にして保育や教育を行うのか」といった園の核となる部分を丁寧に伝えることで、理念に共感してくれる質の高い人材と出会うきっかけになります。 このように、園側から積極的に「攻め」のアプローチをすることで、求職者の方はエントリー前から園への親近感や信頼感を抱きやすくなります。そして、他の園と比較した際に「やっぱりこの園で働きたい」と感じてもらい、応募に繋がる可能性を高めることができるのです。 これはまさに、求職者の方を「ファン化」させるプロセスと言えるでしょう。 SNS運用はコスト削減にも繋がる 「SNS運用で職員の負担が増えるのでは?」とご心配される方もいらっしゃるかもしれません。確かに労力はかかりますが、それ以上に大きなメリットがあります。 SNSは、就職ポータルサイトや人材紹介会社に頼ることなく、自園の力で求職者の方を直接集めることができます。これにより、これまでかかっていた数十万円もの掲載料や紹介手数料を大幅に削減できる可能性があります。 さらに、SNSでの発信は一度きりではなく、投稿として残り続ける「資産」になります。日々の発信が積み重なるほど、園の魅力が蓄積され、結果的に安定した採用活動へと繋がっていくのです。 まとめ 人手不足の時代において、園の採用活動は従来の「待ち型」から「攻め型」へとシフトすることが不可欠です。 SNSは単なる情報発信ツールではなく、園の魅力を伝え、求職者の方を「ファン化」させるための強力な武器です。そして、その運用は、長期的に見れば採用コストの削減という大きなメリットにも繋がります。 しかし、「どうすれば効果が出るのか分からない」「先生たちの負担が増えるのは避けたい」といった不安を抱えている園長先生も少なくないでしょう。 SINTERASは、そのようなお悩みを抱える園の伴走者です。園ごとの状況や課題に合わせて、無理なく続けられるSNS活用法やデジタルツールの導入をサポートし、職員採用の課題解決をお手伝いしています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。- 採用支援
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保護者はSNSを見ていない?それでも園のSNS運用が必要な理由
「入園先を選ぶ情報源としてSNSを参考にする人はわずか6%だった」 この数字を聞いて、驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかしたら「やっぱりSNSなんてやらなくていいのでは?」と思われたかもしれません。実際、多くの方がInstagramやX(旧Twitter)での発信に労力をかけているにもかかわらず、入園希望者数が増えず、効果を感じられないというお悩みをよく耳にします。 しかし、私たちがこの数字に着目するのは、決して「SNSは意味がない」と結論づけるためではありません。むしろ、この数字にこそ、園児募集の大きなヒントが隠されていると考えています。 なぜなら、ほとんどの園がSNSを上手に活用できていないからこそ、6%という低い数字に留まっているに過ぎないからです。 もし、保護者さんが「この園のSNSは参考になる!」と感じるような発信ができていれば、この数字はもっと高くなるはずです。そして、SNSを効果的に運用している園は、実は非常に少ないのが現状です。これはつまり、ブルーオーシャン(競合の少ない市場)であると言えるでしょう。 「情報源」と「きっかけ」の違い ここで大切なのは、保護者さんがSNSを「入園先を選ぶための主な情報源」としては見ていない、という事実を正しく捉えることです。では、どのように見られているのでしょうか。 保護者さんのリアルな声に耳を傾けてみると、「気になる園があったら、とりあえずインスタで検索してみるかも?」という意見や、「ホームページを見ていいなと思った園をインスタで探してみる」といった声が多く聞かれます。 これはつまり、SNSは入園先をゼロから探すための「情報源」ではなく、すでに興味を持った園のことをもっと知るための「きっかけ」や「補足情報」として使われている、ということを示しています。 ホームページや口コミで園の存在を知り、次にSNSを見て「どんな雰囲気なのかな?」と確認する。ここで魅力的な発信ができていれば、保護者さんの興味はさらに深まり、次のステップ(見学や問い合わせ)へと進む可能性が高まります。 逆に、アカウントが存在しない、もしくは投稿が数ヶ月も更新されていない状態では、「この園は情報発信に積極的ではないのかな」「ちゃんと運営されているのかな」と、かえってマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。 SNSが持つ「ファン化」という役割 このコラムの冒頭でご紹介した「SNSを参考にしているのはわずか6%」というデータは、裏を返せば「ほとんどの園が、SNSでファンを作ることに成功していない」という現実を物語っています。 SNSは単に情報を発信する場所ではありません。園の魅力や想い、働いている先生方の温かい雰囲気などを伝え、保護者さんや求職者の方が「この園が好きだ」と感じてもらうための場所です。 SNSを通して園のファンになってもらえると、その方は自然と次の行動を起こしてくれます。見学に申し込んだり、口コミで園のことを広めてくれたり、職員として働きたいと考えてくれたり…。これが結果的に、園児の獲得や職員の採用に繋がっていくのです。 まとめ SNSは、園児獲得のための「情報源」としては弱いかもしれません。しかし、園の魅力を伝え、ファンを増やし、見学や問い合わせといった次の行動を促すための「きっかけ」としては非常に有効です。 このコラムを読んで、もし「うちの園もSNSをうまく活用できていないかもしれない…」と感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひご安心ください。SINTERASは、園の状況に合わせて、無理なく続けられるSNS活用法を一緒に考え、先生方の負担を増やさずに効果をあげるためのサポートを行っています。- 園児獲得支援
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SINTERASのホームページをリニューアル致しました。
SINTERASは、皆様にもっと良い体験を提供するため、ホームページを新しくしました。もっと分かりやすく、使いやすいウェブサイトを目指して、私たちはこの改変を行いました。 新しいウェブサイトについて、皆様のご意見やご感想をお聞かせください。皆様からの貴重なご意見は、私たちがサービスを改善するための大切なヒントになります。ぜひ、新しいウェブサイトをご覧になって、ご感想をお聞かせください。- その他