コラム
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情報漏洩の「鎖」を強くする!園の信頼を守るためのセキュリティ基礎知識
「ICT化は便利そうだけれど、情報漏洩が怖い…」 多くの園長先生や保育現場の先生方が抱くこの不安は、大切なお子さんの情報を預かるプロとしての、非常に健全な危機管理意識の表れです。 しかし一方で、今の時代にデジタルを過度に避けること自体が、「アナログゆえのリスク」を生んでいるという事実にも目を向けなければなりません。 大切なのは「デジタル=怖い」と遠ざけるのではなく、正しい知識という「シートベルト」を締め、安全にICTという「便利な車」を乗りこなすことです。本コラムでは、園が扱う重要な情報資産を脅威から守るための基礎知識を解説します。 セキュリティの強さは「最も弱い輪」で決まる 情報セキュリティを一本の鎖に例えてみましょう。どれほど高価で強力なウイルス対策ソフト(=頑丈な輪)を導入していても、たった一箇所に「弱い輪」が混ざっていれば、鎖はそこから簡単にちぎれてしまいます。 保育現場における「最も弱い輪」とは、実はシステムの性能不足ではなく、職員一人ひとりの「意識と行動」なのです。 ・お子さんの個人情報が入ったUSBメモリを外出先で紛失した・求職者の方の履歴書を、誰でも見られる場所に置きっぱなしにした・保護者さん宛のメールで、宛先の設定を間違えて一斉送信してしまった・パスワードを付箋に書いてパソコンのモニターに貼っていた これらはすべて、システムを最新にすることでは防げない「人の振る舞い」によるものです。園の情報資産を守るためには、システムに頼り切るのではなく、全員がルールを遵守する組織文化を作ることが不可欠になります。 デジタルとアナログ、それぞれのリスクを正しく比較する 「デジタルはハッキングが怖いから、紙のほうが安全だ」という声を現場でよく耳にしますが、果たして本当にそうでしょうか。改めて、デジタルとアナログのリスクを冷静に比較してみましょう。 【アナログのリスク】 災害に弱い:火災、浸水、地震などで物理的に消滅する恐れがある管理の不透明さ:誰がいつ持ち出したか、コピーしたかの履歴が残らない劣化する:時間の経過とともに劣化し、判読不能になる 【デジタルのリスク】 サイバー攻撃:不正アクセスやウイルスによる情報流出の脅威操作ミスによる拡散:クリック一つで不特定多数に情報が流れるリスクシステム障害:停電や通信障害時にデータへアクセスできなくなる このように比較すると、どちらが絶対的に優れているわけではなく「それぞれに異なるリスクがある」ことが分かります。 両者の特性を正しく理解し、バランスよく対策を講じることが、これからの園運営のスタンダードです。 今日から実践できる3つのセキュリティ対策 セキュリティ対策と聞くと、「難しいシステム設定が必要なのでは?」と思われがちですが、決してそれだけではありません。今日から現場ですぐに取り組める、具体的かつ効果的な3つの対策をご紹介します。 【人的対策】「迷ったら報告」と言い合える組織文化 セキュリティの最大の防御壁は「先生同士のコミュニケーション」です。 万が一、ミスや不明な点が発生した際、すぐに相談できる風通しの良い環境を作ることが、被害を最小限に抑える鍵となります。隠すことが最大の二次被害を招くということを、職員全体で共有し、些細なことでも声を掛け合える文化を育みましょう。 【物理的対策】USBメモリ等の持ち出し禁止や施錠の徹底 情報漏洩の原因として最も多い「紛失事故」を防ぐため、個人情報を含むデータの取り扱いルールを厳格化しましょう。 ・個人所有のUSBメモリやSDカードは使用しない・どうしても持ち出す必要がある場合は、暗号化機能付きのデバイスを使用し、上司の承認を得る・求職者の方の書類や、個人情報が載った指導計画などは、必ず鍵のかかるキャビネットに保管する 【技術的対策】「命名規則」と「仮想ゴミ箱」でミスを防ぐ パソコン操作によるミスを防ぐためには、日々の整理整頓が有効な技術的対策となります。 ・ファイル名に【日付+版数】を入れるルールを徹底し、古い情報を保護者さんに送ってしまうリスクを削減・削除を迷うファイルを一時的に保管する「ゴミ箱フォルダ」を作り、作業環境を常にクリーンに保つ まとめ 適切な情報管理を徹底する姿勢は、保護者さんや求職者の方からの「この園なら、私たちの情報を大切に扱ってくれる」「プロとしての意識が高い園だ」という確かな信頼へと変わっていきます。 まずは身近な整理整頓から、園の安心と信頼を守る一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?- 業務効率化
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園のInstagramを「負担」から「資産」へと変える3つの運用原則
多くの園が人手不足や園児不足を解消するためInstagramを始めていますが、その結果、業務負担の増加や職員の疲弊を招いてしまっては本末転倒です。 Instagramは、正しく使えば負担を増やすツールではなく、成果を生む資産になります。そのために必要なのは、「なんとなく投稿する」運用から脱却し、明確な戦略を持つことが重要です。 本コラムでは、私たちがこれまで支援してきた中で見えてきた、Instagramを成果につなげる「3つの運用原則」を具体的に解説します。 原則1:投稿のターゲットを明確にする Instagram運用で最初に見直してほしいのが、「この投稿は、誰に向けたものか?」という視点です。 「とりあえず可愛い写真を投稿する」「とにかく文字量を増やせば伝わる」 こうした運用は、残念ながら入園を検討している保護者さんや求職者の方には響きません。 Instagramを閲覧するユーザーは、自分に必要な情報だけを探しています。たとえば、保護者さん向けの日常投稿の次に、突然採用情報が並んでいると、ユーザーは「このアカウントは何の情報を発信しているのだろう?」と違和感を感じ、アカウントから離脱してしまうのです。 理想的なのは、アカウント全体で「入園」と「採用」のどちらか一方に軸を置くことです。もし両方発信する場合でも、投稿内容やプロフィール欄で「誰に向けた情報か」を明確に区別する工夫をしましょう。 原則2:伝えたいことと「してほしいアクション」を明確にする 投稿に時間と労力をかけたにもかかわらず、ユーザーにスルーされてしまう最大の原因は、「パッと見て興味を引くメリットが伝わっていない」こと、そして「次の行動が指示されていない」ことです。 ① 「映える」より「整える」 Instagramの世界でユーザーに立ち止まってもらうには、まずメリットを伝えることが先決です。 サムネイル(表紙): 必ずタイトル=メリットを入れ、シンプルに見やすく整えましょうプロフィール欄: 「どんなメリットがある園なのか」を伝えるキャッチコピーを最優先で記載しましょう ライバルが少ない今、「映える」必要はありません。情報がきちんと整理され、「分かりやすい」「見やすい」と思ってもらうことが、閲覧に繋がる最大の武器となります。 ② 最後の「一押し」を忘れない 投稿を最後まで読んでもらえても、「次に何をすればいいのか」が分からなければ、ユーザーは行動しません。 「詳しくは公式LINEにて発信中!」「ホームページの採用情報をご覧ください」など、投稿の最後には必ず「してほしい具体的な行動(CTA)」を記載しましょう。 この最後の一押しがあるかどうかで、Instagram運用の成果は大きく変わります。 原則3:投稿を「止めない」ための仕組みづくり Instagram運用で最も多い失敗は、「始めたものの、途中で止まってしまうこと」です。忙しさやネタ切れが原因で更新が止まると、放置されたホームページと同じように、園の印象を下げてしまうこともあります。 だからこそ必要なのは、頑張らなくても続く仕組みを作ることです。 ① ジャンルの固定(3列統一) まずは投稿のジャンルを3つ決めましょう。Instagramは3列に投稿が並ぶため、ジャンルを決めると見た目が整い、投稿内容も考えやすくなります。例:園の日常/イベント情報/子育てに役立つ情報 など ② テンプレート化で時間短縮 投稿の型を決めておけば、作成時間は大幅に削減できます。SINTERASではCanvaなどの無料ツールを推奨しており、早ければ20分ほどで投稿を作成することも可能になります。 ③ スケジュールの可視化とストック 「いつ」「何を」投稿するのかを決め、投稿スケジュールを可視化しましょう。また、事前に2〜3週間分のストックを準備しておくことで、忙しい時期があっても安定して投稿することができます。 まとめ Instagramは、頑張った分だけ成果が出るツールではありません。ポイントを押さえ、仕組みを整えた園だけが、確実に成果を積み上げています。 今回ご紹介した3つの原則は、先生方の負担を増やさずに入園募集や採用につなげるための土台です。 「とりあえず投稿する」運用から、「選ばれる園になるための発信」へ。Instagramを一時的な作業ではなく、園の魅力を伝え続ける資産として、ぜひ活用してみてください。- 園児獲得支援
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AI活用で先生の負担を減らす「新しい園運営のカタチ」
昨今、「AI(人工知能)」という言葉を耳にしない日はありません。一方で、多くの園長先生や保育現場の先生方がAIについて、「難しそう」「自分たちの仕事とは縁がなさそう」そんな印象を持たれているのではないでしょうか。 事実、SINTERASの調査では、AIを日常的に活用している園関係者はわずか4.2%にとどまっています。多くの方が「使ってみたい気持ちはあるけれど、使い方が分からない」「現場でどう使えばいいのか想像できない」と感じているのが現状です。 しかしこれからの園運営においてAIは、事務作業などの負担を軽減し、先生が本来の役割であるお子さんとの関わりや、教育・保育の質の向上に集中するための「時間を生み出す相棒」となりえます。 今回は、園運営の中でAIをどのように活用できるのか、具体的な活用シーンと、現場で必ず守るべきルールについて解説します。 0から1を生み出す苦労を、AIで「10秒」に 園の業務の中で、特に先生方の頭を悩ませるのが「文章作成」です。園だよりやお便りの書き出しで手が止まり、考えているうちに時間だけが過ぎてしまう…そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。 AIはこの「0から1を生み出す」作業において、圧倒的な力を発揮します。 ① お便りや園だよりの下書き作成 条件を伝えるだけで、わずか10秒ほどで下書きが完成。先生の役割は、ゼロから書くことではなく、AIが提案したいくつかの下書きから最適なものを選び、手直しをすることに変わります。 ② 遊びのアイデア提案 「雨の日に室内でできる遊び」などといった要望に対しても、AIは単に遊びの内容だけでなく、その「ねらい」や「注意点」まで含めて瞬時に提案してくれます。 ③ 月案・週案・日案の案出し 「保育所保育指針」などの公的指針はもちろん、自分たちの園が大切にしている理念や方針をあらかじめAIに伝えておくことで、それに沿った月案・週案・日案の構成案を提案させることも可能です。 情報共有をスムーズにし、園の判断を速める AIの活用は、個人の事務作業だけでなく、園全体の仕組みを動かす「エンジン」としても機能します 。情報伝達のスピードが上がることで、園としての意思決定が劇的に速まるのです。 ① 議事録作成とスムーズな共有 会議を音声録音しAIで解析すれば、即座に議事録にまとめて共有することができます。これにより、先生全員がメモを取る手元に集中するのではなく、会議そのものの対話に集中できるようになります。当日参加できなかった先生への共有も、要点が整理されているため非常にスムーズです。 ② アンケートの集計・分析を自動化 保護者さん向けのアンケートを実施した場合、これまでは手作業で集計・分析し、その結果を報告するまでに多大な時間がかかっていました。AIを活用すれば、回答と同時に集計・分析が行われ、その結果が園長先生へメールで届く仕組みを構築することも可能です。先生は分析作業に時間を取られることなく、結果をどう園運営に活かすかという本質的な判断に集中できます。 守るべき「2つの鉄の掟」 AIは非常に優秀なツールですが、決して万能ではありません。現場で活用する際には、万が一を防ぐための「シートベルト」として、2つの鉄の掟を守る必要があります。 ① 必ず人の目で確認し、考えてから使用する AIは、時として誤った情報や不適切な表現を生成することがあります。AIが作った文章をそのまま出すのではなく、最終的な判断は必ず人間が行わなければなりません。 ② お子さんの実名や写真は絶対に入力しない 個人情報の漏洩を防ぐため、名前や写真など、個人を特定できる情報は絶対に入力しないようにしましょう。「3歳児の男の子」など、特定できない形で入力する設定と運用が不可欠です。 まとめ AIはあくまで一つのパーツであり、それだけで園の課題がすべて解決するわけではありません。大切なのは、AIという強力な「エンジン」を積んで、どのような園づくりをしていきたいかというビジョンです。 AIへの指示は、難しく考える必要はありません。まずは「お便りの書き出しを3パターン考えて」といった小さなお願いから始めてみませんか? デジタル技術を賢く「伴走」させることで、先生たちが保育と教育のプロフェッショナルとしてより輝ける環境を共に創っていきましょう。- 業務効率化
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園の広報・採用の新常識―なぜ今、「地図」が重要なのか
「園の名前で検索しても、広告やまとめサイトに埋もれて上位に出てこない…」「フォロワーは増えるけれど、実際の入園見学や応募には繋がらない…」 こうした現象には、明確な理由があります。それは、保護者さんや求職者の方が情報に辿り着くまでのルートが、ここ数年で劇的に変化したからです。 今、園の広報・採用において最も優先して取り組むべきは、Instagramの映え写真でも、高機能なホームページでもありません。Googleマップの検索結果で自園を上位に表示させる「Googleビジネスプロフィール(MEO対策)」なのです。 検索結果の「一等賞」が入れ替わった かつて、ネット集客の王道は「SEO(検索エンジン最適化)」でした。「〇〇市 保育園」と検索された際、自園のホームページを検索結果の1枚目に表示させることが、最大の目標だったのです。しかし、今のGoogle検索の画面を見てみてください。 「地域名 + 保育園(または幼稚園・こども園)」と打ち込むと、画面の最上部に表示されるのは、高額な費用を払った「広告」です。そして、そのすぐ次に大きく表示されるのは、ホームページのリストではなく、「Googleマップの地図情報」なのです。 ホームページの検索結果は、そのさらに下に追いやられています。つまり、どれだけ時間とコストをかけてホームページを磨き上げ、SEO対策を施したとしても、ユーザーの目に最初に留まるのは地図上の情報である、という事実です。 この地図情報の枠内に自園を正しく表示させ、魅力を伝える対策を「MEO(Map Engine Optimization)」と呼びます。MEO対策を施すかどうかが、デジタル上で「存在を認識されるか、無視されるか」の分かれ道になるのです。 保護者・求職者が「地図」から動かない理由 なぜ、Googleマップがこれほどまでに強力なツールになったのでしょうか。それは、園を探しているターゲットにとって、最も重要な判断基準が「距離」と「利便性」だからです。 保護者さんが大切なお子さんを預ける園を探す際、まず考えるのは「毎日の送り迎えが現実的か」という点です。自宅から、あるいは職場への通勤路から、どの程度の距離にあるのか。これを調べるために、多くの保護者さんが飲食店を探す時と同じ感覚で地図を開きます。 地図上で園の場所を確認し、そのまま「写真」で園庭やお子さんたちの活動風景を見て、さらに「口コミ」でリアルな評判をチェックする。この一連の動作が、Googleマップの中だけで完結してしまいます。 これは採用活動においても全く同じことが言えます。求職者の方への調査では、約半数以上が「通勤時間が30分以内であること」を条件に挙げています。1時間を超えると、志望度は激減します。 つまり、求職者の方もまた、「自宅から通える範囲にある魅力的な園」を地図から探しているのです。 弊社独自の調査でも、保護者さんの8割以上、求職者の方の約8割が「地域名 + 園」といったキーワードで検索し、地図情報を活用していることが判明しています。Googleの国内ブラウザシェアは約7割。この圧倒的なプラットフォームにおいて、地図情報を整えることは、地域で園を探している「今すぐ層」にダイレクトにアプローチする最短ルートなのです。 SNSは「閲覧」、マップは「検索」という決定的な違い 「うちはInstagramを頑張っているから大丈夫」と思われるかもしれません。しかし、InstagramとGoogleマップでは、集客・採用における役割が決定的に異なります。 Instagramは、いわば「雑誌」のような存在です。ユーザーは受動的に眺めており、園の雰囲気やお子さんの日常、先生の人柄を伝える「ファンづくり」には非常に有効です。しかし、Instagramの中で「地域名 + 保育園」と検索して、入園先を決定するユーザーはまだ少数派です。 対して、Googleマップは「看板」であり「案内所」です。ユーザーは「今すぐ園を探したい」という明確な目的を持って検索をしています。 今の時代、Instagramで園を知ったとしても、最終的な確認のために必ずGoogleで再検索されます。その際に、地図情報がスカスカだったり、古い情報のまま放置されていたり、あるいは低評価の口コミが放置されていたりしたらどうなるでしょうか。 せっかくInstagramで積み上げた信頼は、その瞬間に崩れ去ってしまいます。Instagramやホームページに力を入れるからこそ、その「受け皿」であるGoogleマップ(MEO)を最優先で整える必要があるのです。 まとめ Googleビジネスプロフィール(MEO対策)は、一度設定を整えてしまえば、ホームページのように複雑な更新や、SNSのような毎日の投稿に追われる必要はありません。それでいて、地域に住む保護者さんや求職者の方に対して、最も大きな影響力を持ち続けます。 ホームページ、Instagram、そしてGoogleマップ。これら一つの施策に固執するのではなく、ユーザーの生活動線に合わせて情報を置いておく。この「施策の掛け合わせ」こそが、SINTERASが提案する、これからの園運営に欠かせないデジタル戦略です。 まずはご自身のスマホで、地域名とともに園を検索してみてください。そこに見える情報は、あなたの園の「本当の魅力」を正しく伝えていますか? その小さな「地図上の変化」が、園の未来を変える大きな一歩になります。 SINTERASでは、貴園の状況に合わせた最適な活用方法をご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。- 園児獲得支援
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園のSNS運用で忘れてはいけない「もう一つのターゲット」とは?
SNSを始めたものの、「なかなかフォロワーが増えない」「反応が薄い」と壁にぶつかっている園は少なくありません。 実は、SNSで成果を出すには「誰のために投稿するか」を2つの側面から考える必要があります。一つは、私たちが投稿を届けたい相手である保護者さんや求職者の方。そしてもう一つは、意外と見落とされがちな「プラットフォーム」という存在です。 今回は、園の魅力を「届けるべき人」へ確実に届けるための戦略について、プラットフォームの裏側とターゲット心理の側面から解説します。 プラットフォームという「見えない審査員」 InstagramやYouTubeなどのSNSは、すべて営利企業によって運営されています。そしてそれらの目的は、アプリ内に表示される「広告」をより多くの人に見てもらうことです。 そのため、各SNSには「ユーザーに長く滞在してもらえる投稿」や「反応が良い投稿」などを優遇して拡散させる「アルゴリズム」という仕組みが備わっているのです。 アルゴリズムは日々変化していますが、共通している不変のルールが2つあります。 ① より長く滞在してくれること② より多くの反応(エンゲージメント)を取れること プラットフォーム側が「価値が低い」と判断すれば、その投稿は誰の画面にも表示されません。逆に、運営側の意図を汲み取れば、投稿は一気に拡散されやすくなるのです。 人の心を動かし、アルゴリズムを味方につける プラットフォームに評価されるためには、本来のターゲットである「人」の知りたいことに応える必要があります。 ① 入園を検討している「保護者さん」への視点 保護者さんが求めているのは、綺麗な宣伝文句ではなく「自分のお子さんがここで過ごすリアルなイメージ」です。 「雨の日の室内遊びの工夫」や「現役保育士が教える寝かしつけのコツ」など、保護者さんの悩みに寄り添った有益な情報は、信頼感を生むと同時に「保存」されやすくなり、アルゴリズムからも高く評価されます。 ② 園の仲間を募る「求職者の方」への視点 求職者の方にとって、SNSは「求人票では見えない職場の温度感」を確かめる手段です。 先生同士の仲の良さや、園長先生の保育に対する真摯な想いなど、求職者の方が「ここで一緒に働きたい」とワクワクするような等身大の姿を発信しましょう。こうした共感を生む投稿は、高いエンゲージメントを生み出します。 届くべき人へ届けるための具体策 「プラットフォーム」と「人」、両方の視点を満たす具体的な戦略をご紹介します。 ① 「続き」が気になる動線設計 Instagramであれば、1枚目で興味を引き、2枚目以降で具体的な事例を見せる「スワイプ形式」にします。最後まで読み進めてもらうことで滞在時間が延び、評価が高まります。 ② トレンド機能を積極的に活用する 例えばInstagramが「リール(動画)」を推している時期なら、15秒程度の短い動画でお子さんの笑顔や園の雰囲気を届けましょう。運営側のトレンドに乗ることで、表示回数は格段にアップします。 ③ 「反応」を促すコミュニケーション 投稿の最後に、「皆さんの園ではどうですか?」「共感したらスタンプで教えてください」と一言を添えるだけで、コメント率は変わります。こうした「双方向の反応」は、プラットフォームからも「コミュニティ形成に貢献している」と高く評価され、さらに拡散されやすくなるのです。 まとめ SNS運用は、単なる情報のバラ撒きではありません。 プラットフォームという運営側の仕組みを理解し、保護者さんや求職者の方が今何を求めているかに耳を澄ませる。この2つの視点をかけ合わせることは、いわば「デジタル上の環境設定」です。 園の中でお子さんたちがのびのびと過ごせるよう環境を整えるのと同じように、SNSという場所でも、情報が正しく、心地よく届くように整えてあげる。その「思いやり」の積み重ねが、結果としてフォロワーの増加や、入園・採用の成果へと繋がっていくのです。 どんなに良い保育をしていても、知られなければ、存在しないのと同じになってしまいます。まずは「誰のために」をもう一度問い直し、園の魅力を必要としている人たちへ届けていきましょう。- 園児獲得支援
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比較検討時代に勝てるSNSの正しい使い分け
かつて、保育園や幼稚園は「選ばれる」よりも「入る」場所でした。しかし少子化が進み、情報の透明性が高まった現代、園の運営は一般企業の「マーケティング」や「営業」と同じ論理で動いています。 「ホームページを見て終わり」ではなく、数ある園を比較し、吟味した上でようやく1本の電話がかかってくる。この長い検討プロセスにおいて、保護者さんや求職者の方の心をつなぎ止めておくための「2つの役割」を深掘りします。 「待ち型」SNSの限界を知り、入り口としての価値を最大化する Instagram、TikTok、ホームページなどは、相手に見つけてもらうのを待つ「待ち型」の媒体です。これらは、いわば「24時間掲示されているデジタル看板」です。 多くの園が失敗するのは、この「看板」だけで入園や採用を決めさせようとするから。車や不動産と同じく、園選びは人生の大きな決断です。看板を見た瞬間に決める人はいません。 「待ち型」媒体の真の目的は、入園のクロージングではなく、「興味を持った人を次のステップ(LINE登録など)へ誘導すること」にあります。 InstagramやTikTokの役割:園の「日常の温度感」を伝え、親近感を醸成するホームページの役割:園の「信頼性・スペック」を担保し、安心感を与える 「攻め型」LINEで園のファンを増やす 「待ち型」媒体で興味を持った層を、逃さずキャッチするのが「攻め型」であるLINE公式アカウントの役割です。 新車販売において、優秀な営業マンは一度来店した客を放っておきません。定期的に連絡を取り、悩みを聞き、信頼を築いてから成約に至ります。これを園の運営で、先生の手を介さずに行うのがLINE公式アカウントです。 子育てのヒントや職員の想いなど、定期的に役立つ情報がスマホに届くことで、直接会っていなくても「あの園なら安心だ」という信頼が蓄積されます。 また、メールの約6倍とも言われるLINEの開封率は、こちらのメッセージを「確実に届ける」ための最強の武器です。 相手が迷っている期間に、こちらから「忘れられないためのアプローチ」を自動で行う。これがLINEを活用した「攻め」の正体です。 目に見えるコストを、永続的な資産へ置き換える 人材紹介会社への手数料や求人ポータルサイトの掲載料は、支払った瞬間に消えてなくなる「消費型コスト」です。一方、SNSとLINEの運用は「蓄積型資産」になります。 自園のSNSやLINEに求職者のリストが溜まれば、紹介会社を通さずとも「来年度の欠員が出ました」というメッセージ一つで応募が来る仕組みが作れます。 さらに、入園前にLINEで園の理念や方針を伝えておくことで、入園後のミスマッチや保護者さんとのトラブルが減ります。これは間接的に、先生方の業務負担軽減と離職防止へと繋がるのです。 まとめ 「待ち型」で広く知ってもらい、「攻め型」で深くつながる。この両輪が回ることで、園は初めて「選ばれるのを待つ側」から「選ばれるべくして選ばれる側」へと進化します。 デジタルを単なる流行り物としてではなく、園の経営を支える強固な「営業インフラ」として捉え直すこと。それが、少子化という荒波の中でも、子どもたちと先生の笑顔を守り抜く唯一の道です。 「SNSの運用が負担になっている」「ツールをどう連携させればいいか分からない」とお悩みの方は、ぜひSINTERASにお任せください。 私たちは単なる代行業者ではなく、あなたの園が「保育と教育」という本来の業務に100%集中できるよう、成果の出る動線設計を共に創り上げるパートナーです。まずは小さな一歩から、園の魅力を資産に変えるお手伝いをさせていただきます- 園児獲得支援
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「なんとなく運用」を卒業!SNSを24時間働く「無人営業マン」へ
多くの園が「とりあえず」の精神でInstagramやLINEの運用を始めています。しかし、デジタルの世界では、目的のない発信は砂漠に水を撒くようなものです。 「毎日更新しているのに、見学予約が1件も入らない」「投稿作成のために先生たちが残業している」「結局、人材紹介会社に頼らざるを得ない」 もしあなたの園がこのような状況にあるなら、それはSNSの使い方が間違っているサインです。SNSは単なる「日記」ではなく、園の経営課題を解決するための「戦略ツール」でなければなりません。本コラムでは、SNSを成果へ繋げるための本質を深掘りします。 「情報源としての活用率6%」という数字の裏側にあるチャンス SINTERASが実施したアンケートで、保護者さんが入園先を選ぶ際の情報源としてSNSを挙げた割合はわずか6%でした。この数字を「SNSは効果がない」と切り捨てるのは早計です。重要なのは、「なぜ6%なのか」という理由にあります。 理由①:情報の断片化 多くの園のアカウントは、子どもの顔写真や行事の様子を載せるだけで、入園検討に必要な「延長保育の詳細」「独自の教育方針」「毎月の実費負担額」といった「実用的な情報」が欠落しています。 理由②:更新の停滞 数年前で更新が止まっているアカウントは、保護者さんに「この園、今は活気がないのかな?」という不安すら与えます。 保護者さんは「Instagramで園を探している」のではなく、「他で知った園の『リアル』をInstagramで確認しに来ている」のです。この「確認」に来たタイミングで、ホームページ以上に充実した、かつ整理された情報があれば、その瞬間にあなたの園は「比較検討のトップ」に躍り出ることができます。6%という低さは、他園が失敗している証拠であり、あなたの園が勝ち抜くための「ブルーオーシャン」であることを意味するのです。 職員の離職リスクを伴うSNS運用の罠 SNS運用の最大コストは、アカウント維持費ではなく「人件費」と「精神的負担」です。 東京都の調査でも明らかなように、保育士の退職理由の多くは「仕事量の多さ」です。日々の保育に加え、慣れない画像編集や動画制作を「空き時間でやっておいて」と丸投げしていませんか?これは、優秀な先生ほど負担を感じ、離職を早める「隠れたリスク」となります。 SNSを継続させるために必要なのは「根性」ではなく「仕組み」です。 テンプレート化:Canva等のツールを使い、文字を入れるだけの「型」を事前に決めておく投稿内容のルーチン化:「月曜は給食、水曜は活動報告、金曜は子育てQ&A」と曜日ごとにネタを決める資産の再利用:過去に作成したお便りや、職員研修の資料をリライトして投稿に回す 「頑張って作る」から「決まった枠に当てはめる」運用へ切り替えることで、職員の負担を減らしつつ、投稿の質を安定させることが可能になります。 欲しい情報を戦略的に配置する「逆転の投稿設計」 保護者さんや求職者の方が「本当に知りたいこと」と、園が「見せたいもの」には大きなズレがあります。このズレを解消することこそが、成果への最短距離です。 ① ベネフィット(利益)の提示 「お散歩に行きました」という報告ではなく、「当園の散歩では、お子さんの五感を育むために〇〇を観察する時間を設けています」といった、教育的な意図(=預けるメリット)を言語化します。 ② 求職者が求める「安心感」 求職者の方は、キラキラした宣伝文句よりも「人間関係のリアル」を求めています。先生同士が笑顔で対談するリール動画や、休憩室の様子など、テキストでは伝わらない「温度感」を動画で届けます。 ③ アクション(行動)の指定 投稿の最後には、必ず「園見学のお申し込みはプロフィールのリンクから」と明記します。出口を案内しない投稿は、出口のない迷路と同じです。 まとめ SNSを「今日一日の出来事を伝える掲示板」と捉えるのは今日で終わりにしましょう。 正しく設計されたアカウントは、一度作れば24時間365日、保護者さんや求職者の方へ魅力を伝え続ける「無人営業マン」になります。人材紹介会社に100万円払う代わりに、その一部をSNS運用の仕組み化に投資してみてください。 最初は30点の運用で構いません。まずは、「誰のために、何のために投稿するのか」という原点に立ち返り、職員の笑顔を守りながら、一歩ずつ「選ばれる園」への資産を積み上げていきましょう。- 園児獲得支援
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Instagramを成果に直結させる「動線設計」戦略
「子どもたちの笑顔を増やしたい」「保育と教育の質を高めることに専念したい」という理想の園づくりは、少子化や人材採用難という現実の課題によって、その実現が困難なのが現状です。これらの課題を解決すべく、Instagramをはじめとするデジタルツールの活用が不可欠となっています。 Instagramを始める園も増えてきた昨今、多くの園が陥りがちなのが、「一つのことをやれば良い」という誤解です。デジタル活用が劇的に進んだ現代では、「Instagramだけをうまく運用すれば良い」という考え方は通用しません。 SINTERASは、「保育と教育に集中できる園づくりのお手伝い」をコンセプトに、Instagram、公式LINE、ホームページ、Googleビジネスプロフィールなど、あらゆるデジタルツールを統合的に活用することで課題解決を目指しています。本コラムでは、Instagramの運用効果を最大化するための「動線設計」の重要性について解説します。 動線設計の必要性 Instagramは、園の魅力を視覚的に伝える優れた媒体ですが、それ単体で完結させるべきではありません。Instagramの運用目的は、その後の具体的な行動(お問い合わせ、園見学の予約、応募など)に繋げることにあります。 ① Instagramで興味を引く② 公式LINEやホームページに誘導する③ 最終的に園に来てもらう この一連の「動線設計」がなければ、いくらフォロワーが増えても、それは「遠方のフォロワー」や「興味本位の閲覧者」で終わってしまい、入園や採用という成果には結びつきません。 地域ターゲティングの重要性 Instagramの運用において、最も重要な成果指標の一つは、「近くの市町村に住む保護者層・求職者の方へのリーチ」です。 例えば、港区の園が北海道のフォロワーを100人集めても入園にはつながりません。採用も同様に、弊社のアンケートでは「通勤に1時間以上かかる場所は避けたい」という求職者の方が多いという結果が出ています。 弊社が支援した園では、入園募集のための半年間の運用で、フォロワーの約半数が園のある市に居住しており、かつ保護者層にあたる女性(25歳から40歳)がほぼ半分を占める状態を作り出しました。 これは、「近くの市町村の方にアプローチしないと意味がない」という原則に基づき、ターゲットを明確に絞り込んだ運用を徹底した結果です。 Instagramの優位性 現代ではWeb上で様々な情報が得られるため、実際に園に行く前に、すでに情報が取捨選択されています。この段階で、いかに園側からアプローチできるかが勝負です。 Instagramは、入園希望の保護者層(20代から40代の女性)が最も多く利用しているSNSです。さらに、動画(リール)と静止画(フィード)をバランス良く活用することで、保護者と求職者の両方にアプローチするのに適しています。 弊社のアンケートでは、保護者が入園先を決める際にInstagramを見ていることが確認されていますが、同時に「欲しい情報が載っていない」という回答がほとんどでした。これは、適切な運用を行えば、ホームページに匹敵する効果を上げることが可能であり、活用できれば大きなチャンスがあることを意味しています。実際に、支援開始前はInstagram経由での公式LINEへの登録者が6%だった園も、半年後には37%まで上昇しています。 まとめ Instagramは、園の魅力を視覚的に伝える最強のツールですが、それ単体では成果に繋がりません。 ターゲットの明確化: ターゲットを明確にし、近くに住む見込み客に響く一貫したアカウントを作る行動の明確化: 「公式LINEに登録してね」「ホームページを見てね」といった具体的なアクションを促す多角的運用: 興味を引いたユーザーを、最終的な目標(来園、応募)に繋げる仕組みを構築する これらのポイントを徹底することで、Instagramをホームページに匹敵する「成果を出す資産」へと変えることができます。 SINTERASは、労力を最小限に抑えながら最大の効果を出すために、Instagram、公式LINE、ホームページなど複数のツールを繋ぎ合わせる「動線設計」を、現場の状況に合わせてサポートします。 「フォロワーは増えたが成果が出ない」「適切な動線設計が分からない」といったお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。- 園児獲得支援
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SINTERASで実現する「保育の質」と「経営成果」の両立
「子どもたちの笑顔が溢れる場所を作りたい」「保育や教育のことに業務時間の多くを使いたい」という願いは、すべての先生方の共通した思いでしょう。しかし、少子化による定員割れ、多様化する保護者対応、そして職員採用の困難さといった課題により、理想とする「保育と教育に専念できる時間」が確保できていないのが現状ではないでしょうか。 情報が溢れる現代において、これらの課題は単なる「雑務」として片付けられるものではなく、園の経営の根幹を揺るがしかねません。 私たちSINTERASは、この課題を解決するため、デジタルツールを活用して「できるだけ少ない労力で最大の効果」を出す方法を追求しています。本コラムでは、SINTERASがサポートした園が実際に達成された具体的な成果と、それによってどのように園の運営が変化したのかをご紹介します。 なぜ努力が成果に繋がらないのか SINTERASにご相談いただく多くの園で共通していたのは、以下の3点でした。 採用活動の疲弊:内定者数が伸びない、内定辞退者が多い、入職後のミスマッチが多い園児募集の停滞:少子化に直面し、既存の広報活動では入園希望者が集まらない職員の業務負荷:電話・メールによる問い合わせ対応や、煩雑な手作業による事務作業が保育時間を圧迫 これらの課題は、それぞれ個別の問題に見えますが、根底には「本来の目標(保育と教育)ではない部分に労力が割かれている」という構造的な問題がありました。 SINTERASのサポートが実現した具体的な成果 SINTERASは、理想をただアドバイスするのではなく、皆様が実現できるよう共に動く真のパートナーとして、課題解決に伴走しました。その結果、以下のような具体的な成果を複数の園様と一緒に実現しています。 0歳児の入園数が前年比で225%増加 内定者数が前年の1.5倍に増加、内定辞退者も減少 イベントや園見学の受付を電話やメール対応なしで自動化 数値を見える化することで、注力すべきことが明確に 卒園児とのつながりを簡単に継続でき、卒園後の交流も活発化 成果が「保育の質」に還元されるメカニズム これらの成果は、魔法のように突然できたわけではありません。現状と向き合い、デジタルツールを導入し、運用を改善した結果です。最も重要なのは、成果が再び現場の「保育と教育」に還元されるという好循環を生み出したことです。 ① 業務効率化による時間の創出 イベント受付や問い合わせ対応が自動化された結果、職員は本来の保育業務に専念できる時間を確保できるようになりました。これは、職員の満足度向上と離職率の低下に直結し、保育の質を直接的に高めます。 ② 採用成果による質の安定 内定者数の増加とミスマッチの減少は、安定した人員配置を可能にし、現場の負荷を軽減します。職員が安心して働ける環境は、子どもたちへの丁寧な関わりを生み出します。 ③ 数値に基づく確実な改善 「何となく大変」から、「ここに注力すべき」という明確な数値が見える化されることで、経営判断に迷いがなくなります。これにより、労力を最適な部分に集中させ、最大の効果を出し続けることが可能になります。 まとめ SINTERASは、現場の状況を詳細に踏まえながら、入園希望者や在園児の満足度向上、人材の獲得と定着、そして業務の効率化といった課題解決のステップを一つずつ上ることをサポートします。 園のファンを増やし、より職員が働きやすい園を一緒に作りませんか? 理想をただアドバイスするコンサルタントではなく、皆様が掲げる目標を確実に実現できるよう共に動く、真のパートナーとして伴走します。- 園児獲得支援
- 採用支援
- 業務効率化