コラム
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園児募集の常識が変わる!データが示す保護者さんのリアルな行動と3つの対策
突然ですが、あなたの園の園児募集の戦略は、本当にそのままで大丈夫ですか? 「今まで通り10月に園見学をやれば大丈夫」「イベント案内はホームページに載せておけばOK」 もしそう考えているなら、一度立ち止まってみてください。私たちが独自に分析したLINE公式アカウントのデータから、保護者さんの行動があなたの想像以上に早いという事実が判明しました。 今日はその中から、園児募集を成功させるための3つのデータと具体的な対策をご紹介します。園児募集でお悩みの園さんは、ぜひ参考にしてください。 園見学のピークは秋ではない? 多くの園さんが、入園先が決まる10月・11月の数ヶ月前、つまり9月〜10月頃に園見学を集中して開催しています。しかし、この従来の常識は今すぐ変えるべきです。 毎月園見学を開催している園さんのデータを分析すると、確かに10月前後の参加者は多くなります。しかし、驚くべきは、実際に入園された保護さんが園見学に来ている時期です。 それは、4月、5月、6月といった「春先」でした。 中には、春に一度見学に来たにも関わらず、秋口にもう一度来られるという保護さんもいらっしゃいます。なぜこんなに早くから動くのでしょうか?それは、「入園先は長ければ5年ほどお世話になるから、慎重に決めたい」という思いの現れです。 対策:随時受付に頼らず定期開催を提示 「うちの園は随時受付しているから大丈夫」と思っていませんか?実は、自由に見学ができるというのは、保護さんにとって意外とハードルが高いのです。「私だけのために時間を取らせてしまっている」という心理が働き、すでに園への興味関心が高い保護さんしか来てくれません。 随時受け入れは続けつつも、定期的に具体的な開催日時を提示してあげることが、まだ興味が浅い保護さんを呼び込む重要なポイントになります。秋を待たず、春先から定期開催を検討してください。 LINEは最強の集客ツール! どんなに魅力的な子育て支援イベントを企画しても、保護者さんに知ってもらえなければ、参加者は増えません。この課題を一瞬で解決するのが、LINE公式アカウントです。 ある園さんの子育て支援イベントの案内をLINEで配信したところ、予約のほとんどがその配信をきっかけに入りました。さらに、一度の配信で10人近く予約が増えたという事例もあります。 これは、LINEが持つ「プッシュ通知」機能により、保護者さんのスマートフォンに情報が確実かつダイレクトに届いたからです。 対策:イベントはLINEで告知が必須 ホームページに掲載したり、園内のポスターを貼り出すだけでは、情報は埋もれてしまいます。イベントを行っている園さんは、今すぐLINEでイベントのご案内を始めてください。 LINEを導入すれば、イベント告知だけでなく、キャンセル待ちの受付、当日受付のQRコード化など、事務作業の負担を大幅に軽減しながら、集客効果を最大化できるでしょう。 園への興味は「入園の1年以上前」から 園児募集は「入園年度の直前」から始まると考えているなら、それは大きな機会損失です。子育て支援イベントの参加者データを分析した結果、驚きの事実が判明しました。 イベント参加者のうち、なんと40%近くの方が、「昨年度」からすでに園に興味を持ってくれていたのです。 なぜ、そんなことが分かるのでしょうか? それは、LINE公式アカウントでイベント予約を受け付けているため、保護さんが「いつLINEに友達追加をしてくれたか」という時期を把握できるからです。 このデータが示すのは、LINEを使うことで、「その年に入園を考えている方」だけでなく、「その前段階の方々」にも長期的にアプローチできるということです。 対策:今すぐ始めることが効果を最大化する 「来年になったらLINEを本格的にやろうかな」と考えている間に、未来の40%の保護者さんとの接点を失っているかもしれません。 保護者さんは、入園の1年以上前から情報を集め、「この園がいいな」とファン化を始めています。今すぐ始めることこそが、数年後の園児募集の効果を最大化させるポイントになります。 まとめ これらのデータが示す通り、現在の園児募集戦略は「保護者さんの実際の行動」に追いついていない可能性があります。 園見学の時期:秋ではなく、春先から定期開催で潜在的な保護さんとの接点を持つ 集客の方法:ホームページ頼みではなく、LINEのプッシュ通知で情報を確実に届ける アプローチの時期:直前ではなく、1年以上前から長期的にファンを育成する これらのデータに基づいた新しい戦略を取り入れることで、先生方の負担を増やさずに、確実な園児募集を実現できます。ぜひ、今日からできることから見直しを始めてみてください。- 園児獲得支援
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SINTERASが選ぶ!園におすすめSNS 5選と活用術
「SNSを始めたいけれど、どのSNSを選べば良いかわからない…」「Instagramを運用しているけれど、本当に効果が出ているのか不安…」 こんなお悩みはありませんか? 今の時代、SNSを活用して園の魅力を発信することは、園児募集や採用活動において欠かせません。しかし、SNSはそれぞれ異なる特性を持っており、闇雲に始めても時間と労力ばかりかかってしまうことも少なくありません。 今回は、SINTERASが特におすすめするSNSを5つ厳選してご紹介します。自園にぴったりのSNSを見つけ、効果的な情報発信を始めましょう。 SINTERASおすすめSNS 5選 TikTok TikTokはショート動画が中心で、特に若い世代のユーザーが多いのが特徴です。職員さんのインタビュー動画や普段の様子など、園の雰囲気をリアルに伝えるコンテンツは、求職者の方に強く響きます。実際にTikTokを活用して年間3,000万円もの採用コストを削減できたという事例もあるほど、特に「新卒の採用」や「若い世代へのアプローチ」に効果的です。 ただし、園児獲得には少し不向きな側面もあります。TikTokは園のある地域に限定してフォロワーを増やすのが難しいため、通える範囲が限られる園児獲得よりも、全国から求職者を探す採用活動に特化するのがおすすめです。また、ショート動画の特性上、ネタを考えて撮影・編集する労力が、他のSNSより高めになる点は考慮が必要です。 Instagram Instagramは、多くの世代に見られており、画像と動画の両方で幅広い情報を発信できる点が最大の強みです。普段の園の様子や職員さんのインタビュー、お役立ち情報など、多角的に園の魅力を伝えられます。園児獲得と採用のどちらにも効果的で、多くの保護者さんが利用しているため、最もおすすめ度の高いSNSです。 注意点として、フォロワー数にこだわりすぎないことが大切です。どんなにフォロワーが多くても、園に通える地域に住んでいなければ、入園には繋がりません。「どこに住んでいるか」「採用に繋がる方か」といった「フォロワーの質」を意識した運用を心がけましょう。投稿作成は慣れるまで大変ですが、テンプレートを活用することで時短が可能です。運用を続けるうちに、自然と効率は上がっていきます。 YouTube YouTubeは、じっくりと園の理念や保育方針を伝えたい場合に最適です。YouTubeのユーザーは、InstagramやTikTokに比べて、長時間の動画を見ることに慣れているため、職員さんの様子や保育のこだわりなど、深く伝えたい情報を発信するのに向いています。 長時間の動画になるので、撮影時間やネタを考える労力はかかりますが、TikTokのように凝った編集をしなくても効果を上げやすいのが特徴です。いきなり始めるのはハードルが高いかもしれませんが、運動会などの動画を保護者さん向けに限定公開する「保存先チャンネル」として活用するのも良いでしょう。 LINE公式アカウント LINEは、他のSNSとは異なり、こちらから直接メッセージを届けられる「プッシュ型」のツールです。メールマガジンよりも圧倒的に開封率が高く、知ってほしい情報を確実に届けられるため、園児獲得・採用のどちらにも必須と言えるSNSです。 LINE公式アカウント単体でも便利ですが、「Lステップ」のようなツールを組み合わせることで、アンケートの自動化やイベントの申し込み・リマインダーなど、先生方の負担を減らしながら運用効果を最大化できます。 Googleビジネスプロフィール Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップで表示されるビジネス情報を登録・管理できる無料のツールになります。SNSとは少し異なりますが、今最もおすすめしたい「穴場ツール」です。園の情報を地図とともに上位表示させることができ、「地域名+保育園」といった検索をする保護者さんや求職者の方に、確実にアプローチできます。 まだ対策を行っている園が非常に少ないため、今から始めるだけでも他園との差別化を図りやすいのが大きなメリットです。さらに、これまでにご紹介したSNS運用と比較しても、一度きちんと情報を登録するだけで差が生まれ、その後の継続運用もはるかに楽なツールとなっています。 まとめ 「どのSNSをやれば完璧!」ということはありません。SNSはあくまで一つのツールです。園の目的、それぞれのSNSの特性、そして「継続できるか」という労力を総合的に考えて、自園に合ったSNSを選んでみましょう。一つだけで完結するのではなく、複数のSNSを複合的に活用することで、相乗効果も期待できます。 「自分たちの園は、何を必要としているのか?」「何のためにSNSを始めるのか?」 この問いを常に持ちながら、効果的なSNS運用で、園の魅力を最大限に発信していきましょう。- 園児獲得支援
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