これまで、SNSやデジタルの重要性についてお伝えしてきましたが、「何から始めたらいいんだろう?」と、戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。
「Instagramが良いって聞いたけど、TikTokもYouTubeもやった方がいいのかな…」
「投稿内容を考えるのが大変そう…」
ご安心ください。大切なのは、全てのSNSを完璧にこなすことではありません。園の状況に合わせて、無理なく、そして効果的に進めていくためのステップがあります。
今回は、明日からでも実践できる、デジタル活用成功のための4つのステップをご紹介します。
ステップ1:自分たちの園で「何が必要か」を明確にする

まずは、園が抱えている課題を整理することから始めましょう。目的が曖昧なままSNSを始めても、労力ばかりが増え、期待した効果は得られません。
- 園児の定員に空きがある
- 求人募集をしても応募が来ない
何を解決したいのかを明確にすることで、「誰に向けて、どんな情報を発信すべきか」が見えてきます。
ステップ2:ターゲットと目的に合わせて媒体を選ぶ

目的が明確になったら、それに合わせて最適な媒体を選びましょう。全てのSNSに手を出す必要はありません。
- 入園希望者の方向け:Instagram、Googleビジネスプロフィール
- 求職者の方向け:Instagram、TikTok
- 両方、または全体:LINE、YouTube
どんなに良い戦略も、継続できなければ意味がありません。週に何回投稿できるか、誰が担当できるかなどを考慮して、無理のない範囲で始められる媒体を一つ選んでみましょう。
ステップ3:LINE公式アカウントを導入する

目的と媒体が決まったら、ぜひLINE公式アカウントを導入してください。これは「必須」と考えていただいて構いません。
以前お伝えしたように、LINEは唯一、園から能動的に情報を届けられる「攻め」のツールです。他のSNSやHPで興味を持った人をLINEに誘導し、そこでファン化を促し、見学や応募に繋げる。この流れを作る上で、LINEは欠かせません。
ステップ4:小さな改善を繰り返す

SNS運用に正解はありません。PDCAサイクルを回し、小さな改善を繰り返すことがカギとなります。
- P(計画):投稿内容を計画する
- D(実行):実際に投稿する
- C(評価):投稿への反応(いいね、コメント、保存など)を見る
- A(改善):得られたデータから次の投稿内容を改善する
このサイクルを回すことで、園にとっての最適な運用方法が必ず見つかります。まずは「こんな内容で良いのかな?」と思われたとしても、一歩踏み出して発信してみることが何よりも大切です。
まとめ
SNSやデジタルツールは、園の課題を解決するための強力な武器です。しかし、やみくもに手を出しても、時間と労力ばかりが増えてしまいます。
大切なのは、以下の4つのステップに沿って、計画的に進めていくことです。
- 課題の明確化:何のためにデジタルを活用するのかをはっきりさせる。
- 媒体の選択:ターゲットと目的に合わせて、無理のない範囲でツールを絞る。
- LINEの導入:「攻め」のツールを導入し、ファン化の仕組みを作る。
- 改善の繰り返し:PDCAサイクルを回し、運用方法を常に最適化する。
園のSNS・デジタル活用に不安を感じられている方は、ぜひ一度ご相談ください。SINTERASは、園ごとの状況に合わせた具体的な始め方や運用方法を一緒に考え、伴走いたします。