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園の広報・採用の新常識―なぜ今、「地図」が重要なのか

「園の名前で検索しても、広告やまとめサイトに埋もれて上位に出てこない…」
「フォロワーは増えるけれど、実際の入園見学や応募には繋がらない…」

こうした現象には、明確な理由があります。それは、保護者さんや求職者の方が情報に辿り着くまでのルートが、ここ数年で劇的に変化したからです。

今、園の広報・採用において最も優先して取り組むべきは、Instagramの映え写真でも、高機能なホームページでもありません。Googleマップの検索結果で自園を上位に表示させる「Googleビジネスプロフィール(MEO対策)」なのです。

検索結果の「一等賞」が入れ替わった

かつて、ネット集客の王道は「SEO(検索エンジン最適化)」でした。「〇〇市 保育園」と検索された際、自園のホームページを検索結果の1枚目に表示させることが、最大の目標だったのです。しかし、今のGoogle検索の画面を見てみてください。

「地域名 + 保育園(または幼稚園・こども園)」と打ち込むと、画面の最上部に表示されるのは、高額な費用を払った「広告」です。そして、そのすぐ次に大きく表示されるのは、ホームページのリストではなく、「Googleマップの地図情報」なのです。

ホームページの検索結果は、そのさらに下に追いやられています。つまり、どれだけ時間とコストをかけてホームページを磨き上げ、SEO対策を施したとしても、ユーザーの目に最初に留まるのは地図上の情報である、という事実です。

この地図情報の枠内に自園を正しく表示させ、魅力を伝える対策を「MEO(Map Engine Optimization)」と呼びます。MEO対策を施すかどうかが、デジタル上で「存在を認識されるか、無視されるか」の分かれ道になるのです。

保護者・求職者が「地図」から動かない理由

なぜ、Googleマップがこれほどまでに強力なツールになったのでしょうか。それは、園を探しているターゲットにとって、最も重要な判断基準が「距離」と「利便性」だからです。

保護者さんが大切なお子さんを預ける園を探す際、まず考えるのは「毎日の送り迎えが現実的か」という点です。自宅から、あるいは職場への通勤路から、どの程度の距離にあるのか。これを調べるために、多くの保護者さんが飲食店を探す時と同じ感覚で地図を開きます。

地図上で園の場所を確認し、そのまま「写真」で園庭やお子さんたちの活動風景を見て、さらに「口コミ」でリアルな評判をチェックする。この一連の動作が、Googleマップの中だけで完結してしまいます。

これは採用活動においても全く同じことが言えます。求職者の方への調査では、約半数以上が「通勤時間が30分以内であること」を条件に挙げています。1時間を超えると、志望度は激減します。 つまり、求職者の方もまた、「自宅から通える範囲にある魅力的な園」を地図から探しているのです。

弊社独自の調査でも、保護者さんの8割以上、求職者の方の約8割が「地域名 + 園」といったキーワードで検索し、地図情報を活用していることが判明しています。Googleの国内ブラウザシェアは約7割。この圧倒的なプラットフォームにおいて、地図情報を整えることは、地域で園を探している「今すぐ層」にダイレクトにアプローチする最短ルートなのです。

SNSは「閲覧」、マップは「検索」という決定的な違い

「うちはInstagramを頑張っているから大丈夫」と思われるかもしれません。しかし、InstagramとGoogleマップでは、集客・採用における役割が決定的に異なります。

Instagramは、いわば「雑誌」のような存在です。ユーザーは受動的に眺めており、園の雰囲気やお子さんの日常、先生の人柄を伝える「ファンづくり」には非常に有効です。しかし、Instagramの中で「地域名 + 保育園」と検索して、入園先を決定するユーザーはまだ少数派です。

対して、Googleマップは「看板」であり「案内所」です。ユーザーは「今すぐ園を探したい」という明確な目的を持って検索をしています。

今の時代、Instagramで園を知ったとしても、最終的な確認のために必ずGoogleで再検索されます。その際に、地図情報がスカスカだったり、古い情報のまま放置されていたり、あるいは低評価の口コミが放置されていたりしたらどうなるでしょうか。

せっかくInstagramで積み上げた信頼は、その瞬間に崩れ去ってしまいます。Instagramやホームページに力を入れるからこそ、その「受け皿」であるGoogleマップ(MEO)を最優先で整える必要があるのです。

まとめ

Googleビジネスプロフィール(MEO対策)は、一度設定を整えてしまえば、ホームページのように複雑な更新や、SNSのような毎日の投稿に追われる必要はありません。それでいて、地域に住む保護者さんや求職者の方に対して、最も大きな影響力を持ち続けます。

ホームページ、Instagram、そしてGoogleマップ。これら一つの施策に固執するのではなく、ユーザーの生活動線に合わせて情報を置いておく。この「施策の掛け合わせ」こそが、SINTERASが提案する、これからの園運営に欠かせないデジタル戦略です。

まずはご自身のスマホで、地域名とともに園を検索してみてください。そこに見える情報は、あなたの園の「本当の魅力」を正しく伝えていますか?

その小さな「地図上の変化」が、園の未来を変える大きな一歩になります。

SINTERASでは、貴園の状況に合わせた最適な活用方法をご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。