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AIで週案を作るコツ3つ|クラスに合った週案になるプロンプト例も紹介

「ChatGPTなどのAIを使えば、週案がすぐに作れそう」そう思って試してみたものの、「内容がありきたり……」「うちのクラスには合わない……」と感じたことはありませんか。

これは、AIが使えないからではありません。多くの場合、「AIに渡している情報が足りない」ことが原因です。

例えば、「3歳児の週案を作ってください」と頼むだけでは、AIは一般的な4歳児の姿をもとに週案を考えます。でも、先生が毎日見ている「目の前の子どもたち」のことは、AIには分かりません。そこで大切になるのが、先生が持っている情報です。

AIは先生の代わりに保育を考えるものではありません。先生が見ている子どもの姿や、「こんな育ちにつなげたい」という思いを整理して、週案のたたき台にすることが得意です。

クラスに合った週案をAIで作るために、伝えたい情報は主に3つあります。

  • 子どもの今の姿
  • 先生のねらい
  • 去年の週案などの参考資料

この記事では、保育園・幼稚園・認定こども園の先生がすぐに試せる「AIで週案を作る3のコツ」と、そのまま使えるプロンプト例を紹介します。

コツ1|子どもの「今の姿」をAIに伝える

まず伝えたいのは、今の子どもたちの姿です。普段の保育で気づいていることを、箇条書きで書くだけでも十分です。

たとえば、

  • 虫探しに夢中になっている
  • 友達とのごっこ遊びが増えてきた
  • 順番を待つことがまだ難しい
  • 運動会を楽しみにしている
  • 自分でやりたい気持ちが強くなっている

といった内容です。

「3歳児」という年齢だけではなく、「今、この子どもたちは何に夢中なのか」「どんなところでつまずいているのか」を伝えます。するとAIも、その姿をもとに活動や援助を考えやすくなります。

ポイントは、うまくいっていることだけを書かないことです。「まだ順番を待つことが難しい」「自分の気持ちを言葉にするのが難しい」といった姿も大切な情報です。

今の姿が分かれば、AIに「次の育ちにつながる活動を考えて」と相談できるようになります。

コツ2|先生が大切にしたい「ねらい」を伝える

次に伝えたいのが、その週のねらいです。

たとえば、

  • 季節の自然に触れてほしい
  • 友達との関わりを増やしたい
  • 自分の思いを言葉で伝えてほしい
  • 最後まで挑戦する経験をしてほしい

などです。

同じ「虫探しが好きな3歳児クラス」でも、先生が何を大切にするかによって週案は変わります。「友達との関わりを増やしたい」のであれば、友達と一緒に虫を探したり、見つけた虫について話したりする活動が考えられます。一方で、「自分で調べる楽しさを経験してほしい」のであれば、図鑑を使って虫の名前や特徴を調べる活動が考えられます。

つまり、

「子どもの今の姿」+「これから育ってほしい姿」

をAIに伝えることが大切です。先生のねらいが、AIが週案を考えるときの道しるべになります。

コツ3|去年の週案をAIの参考資料にする

もう一つ役立つのが、去年の週案です。ただし、去年の週案をそのまま使うわけではありません。

「参考資料」としてAIに渡します。

去年の週案には、

  • 季節ならではの活動
  • 園で使える教材や材料
  • 行事の進め方
  • 園でよく行う遊び
  • 週案の書き方や表現
  • 過去に子どもたちが楽しんだ活動

など、その園だからこそ分かる情報が入っています。これはAIが最初から知っている情報ではありません。去年の週案を参考資料として使うことで、AIが「その園で実際にできること」を考えやすくなります。

そして、

「去年の実践」「今年の子どもの姿」「今年の先生のねらい」

を組み合わせます。

これだけでも、単に「3歳児の週案を作って」と頼むより、かなり具体的な週案を作りやすくなります。

個人情報には注意しましょう

過去の週案をAIに読み込ませる場合は、個人情報の取り扱いに注意してください。こどもの氏名など、個人を特定できる情報は削除しましょう。また、園や法人などで生成AIの利用ルールが定められている場合は、そのルールを確認したうえで利用してください。

ChatGPTで使える週案AIプロンプト例

では、実際にAIへどのように頼めばよいのでしょうか。プロンプト例をご紹介します。
※プロンプトとは、AIへ送る指示文のことです。

難しい言葉で書かなくても大丈夫です。むしろ、必要な情報を箇条書きで伝えるほうが簡単です。

《プロンプト例》

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4歳児クラスの週案のたたき台を作ってください。
保育所保育指針を踏まえて考えてください。

【今のクラスの姿】
・虫探しに夢中になっている
・友達とのごっこ遊びが増えてきた
・順番を待つことがまだ難しい

【今週大切にしたいこと】
・季節の自然に触れてほしい
・友達との関わりを増やしたい

【園でできること・参考資料】
・去年の同じ時期には、園庭で虫を探し、図鑑で調べる活動をした
・園には虫かごと図鑑がある
・園庭で虫探しができる

以上を踏まえて、
・ねらい
・活動内容
・予想される子どもの姿
・保育者の援助や配慮
の案を作ってください。

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一般的な内容だけで決めず、不足している情報があれば、週案を作る前に質問してください。

最初から完璧な週案を作ってもらおうとしなくても大丈夫です。まずは「たたき台」を作ってもらいましょう。

そのうえで、

「この活動は今のクラスには難しそう」「もっと外遊びを増やしたい」「友達との関わりを中心に考え直して」とAIに伝えて修正していきます。一度で完成させるのではなく、AIと会話しながら調整するイメージです。

週案づくりは「AIに任せる部分」と「先生が考える部分」を分ける

AIを使うときに大切なのは、何でもAIに任せないことです。先生とAIの役割を分けて考えると、使いやすくなります。

AIに任せやすいこと先生がすること
情報を整理する子どもの姿を見る
活動案を広げる育ってほしい姿を考える
週案のたたき台を作る園やクラスの状況を伝える
文章を整える内容が適切か判断する
修正案を出す最終確認をする

AIは文章を作ることはできます。でも、目の前の子どもたちを毎日見ているわけではありません。「今日はいつもより楽しそうだった」「最近、この遊びを何度も繰り返している」「この子たちなら、次はこんなことを楽しめそう」

こうした小さな変化に気づけるのは、実際に子どもと関わっている先生です。だからこそ、先生が考えることをやめる必要はありません。むしろ、先生にしか分からない情報をAIに渡すことで、AIをもっと便利に使えるようになります。

AIで週案を作るときは「情報を渡す」と考えよう

AIでクラスに合った週案を作るコツをまとめます。

  1. 子どもの今の姿を伝える
  2. 先生が大切にしたいねらいを伝える
  3. 去年の週案など、園の情報を参考資料として渡す



大切なのは、「AIに何を書かせるか」よりも、「AIに何を教えるか」です。先生が持っている情報をAIへ渡し、AIに整理や文章化を手伝ってもらいましょう。まずは今日、今のクラスの様子を3つだけ書き出してみてください。それをAIに渡すだけでも、出てくる週案は変わってくるはずです。

よくある質問

Q. ChatGPTに週案を頼むと、どのクラスも同じ内容になりませんか?

「○歳児の週案を作ってください」だけでは、似た内容になりやすいです。子どもの今の姿、先生のねらい、園でできる活動などを伝えることで、そのクラスに合わせた案を作りやすくなります。

Q. 去年の週案をそのままAIに渡してもよいですか?

去年の週案は、参考資料として活用できます。ただし、子どもの氏名など個人情報が含まれている場合は削除してください。園や自治体で生成AIに関するルールがある場合は、そちらも確認しましょう。

Q. AIで作った週案をそのまま提出してもよいですか?

AIが作った内容は「たたき台」として考えるのがおすすめです。クラスの実態、園の方針、その日の子どもの姿などに合っているかを先生自身が確認し、必要な部分を修正して使いましょう。


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