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保育園のLINE公式アカウント活用法|定期配信で園児募集と採用につなげる

保育園のLINE公式アカウントを作ったものの、登録直後のあいさつメッセージを送っただけで、その後は一度も配信していない。そんな園さんは、少なくありません。

私自身、仕事柄たくさんの園のLINE公式アカウントに登録しています。その中には、「アカウントはあるけれど、ほとんど活用されていない」というケースもあります。

これは、非常にもったいないことです。

LINE公式アカウントの強みは、単にアカウントを作れることではありません。一度つながった保護者さんや求職者へ、園側から継続的に情報を届けられることです。

園見学に来てもらう。
イベントに参加してもらう。
求人に応募してもらう。

こうした行動は、いきなり起きるものではありません。まずは園を知ってもらい、少しずつ興味を持ってもらう。そして、「一度見学してみようかな」「この園で働くのもいいかもしれない」と思ってもらう。そのための接点として、LINE公式アカウントを活用できます。

この記事では、保育園がLINE公式アカウントを活用する理由と、園児募集や保育士採用につなげる具体的な方法を紹介します。

保育園でLINE公式アカウントが必要な理由

少子化に伴い、新規園児の獲得や保育士の採用が難しくなっています。

さらに、変わってきているのが「比較検討の場」です。

今は保護者さんも求職者も、園へ問い合わせる前から情報収集をしています。

  • SNSを見る
  • ホームページを見る
  • 口コミを見る

こうして複数の園を比較したうえで、気になった園へ問い合わせたり、見学を申し込んだりします。つまり、実際に園と接触する前から、比較検討は始まっているのです。

園児募集で起きている変化

以前は、行政の窓口で集めた情報や口コミが、園選びの主な情報源でした。気になった園には実際に足を運び、話を聞く。そんな流れが一般的でした。

現在はSNSを活用する園が増え、口コミや比較検討ができるWebサイトも充実しています。そのため、園へ足を運ばなくても、ある程度の比較ができるようになりました。少子化によって子どもの数が減っていることに加え、問い合わせ前の段階で候補から外れてしまう可能性もあります。

だからこそ、見学に来てもらうのを待つだけではなく、その前から園について知ってもらうことが大切です。

保育士採用で起きている変化

採用でも同じことが言えます。求人サイトや人材紹介会社、合同説明会などは、現在も重要な採用手段です。ただ、求人情報が増えているため、その中から自分たちの園を見つけてもらうことが難しくなっています。

また、求人票だけでは、園の雰囲気や実際に働いている先生たちの姿までは、なかなか伝わりません。

そこで重要になるのが、応募する前から園について知ってもらうことです。

  • 園児募集では、まだ比較検討している保護者さん
  • 採用では、情報収集をしている求職者

こうした方々と一度つながり、その後も継続的に情報を届けられる。ここでLINE公式アカウントが役立ちます。

保育園にLINE公式アカウントをおすすめする3つの理由

保育園にLINE公式アカウントをおすすめする理由は、次の3つです。

  1. 登録が簡単
  2. メッセージを見てもらいやすい
  3. 生活のインフラになっている

理由1:登録が簡単

園から継続的に情報を届ける方法として、以前からメールマガジンがあります。ただ、メールアドレスを入力して登録するのは、意外と手間がかかります。LINE公式アカウントなら、友だち追加のボタンを押すだけで登録できます。人は「面倒だな」と感じた瞬間に、行動をやめてしまうものです。

だからこそ、登録までのハードルが低いことは大きなメリットです。

理由2:メッセージを見てもらいやすい

LINEは、日常的なコミュニケーションに使われているツールです。家族や友人との連絡にLINEを使っている方も多いでしょう。そのため、園からメッセージを送った際にも、気づいてもらいやすいという特徴があります。

InstagramなどのSNSにもDM機能はあります。ただ、園から継続的に情報を届けるという目的で考えると、普段から使われているLINEは活用しやすいツールです。

園児募集や採用は、一度情報を見てもらって終わりではありません。何度か接点を持ち、少しずつ園について知ってもらうことが大切です。

そのためにも、メッセージを届けやすいLINEは相性がよいと考えています。

理由3:生活のインフラになっている

3つ目の理由は、LINEが「生活のインフラ」と呼べるほど、日常に馴染んでいることです。LINEは若い世代だけでなく、10代から60代以降まで、幅広い年代に利用されています。この「年代を問わず使われている」という点は、保育園との相性を考えるうえでも大切です。新しいサービスの使い方を覚えてもらう必要はありません。すでに日常的に使っている場所へ情報を届けられる。これもLINE公式アカウントの大きな強みです。

活用法1:役立つ情報を挟みながら定期配信する

LINE公式アカウントを作ったら、まず取り組みたいのが定期配信です。

園のアピールばかりにしない

注意したいのは、園のアピールばかりにしないことです。

「見学に来てください」「私たちの園には、こんないいところがあります」

こうした情報を伝えること自体は大切です。ただ、そればかりが届くと、一方的な営業に見えてしまいます。そこで、保護者さんや求職者にとって役立つ情報を、配信の間に挟んでいきます。

保護者向けの配信ネタ

保護者さん向けには、次のような情報があります。

  • 給食のレシピ
  • 病気やケガに関する情報
  • 子育てに役立つ情報
  • 家庭でもできる遊び
  • 手遊びなどの動画
  • 季節ごとの子育て情報

ただし、役立つ情報を送るだけではありません。その情報を通して、園が大切にしていることも伝えていきます。

たとえば、次のような配信です。

  • 給食のレシピを紹介しながら、園が食育で大切にしていることを伝える
  • 手遊び動画を紹介しながら、先生たちが子どもと関わっている様子を見せる

こうした配信を通して、「食育を大切にしている園なんだな」「先生たちの雰囲気がよさそうだな」と感じてもらえます。役立つ情報と一緒に、園の考え方や雰囲気も届ける。ここがポイントです。

採用向けの配信ネタ

採用では、求職者が「この園で働く自分」をイメージできる情報がおすすめです。

  • 若手保育士の1日
  • 職員インタビュー
  • 研修の様子
  • 園長や主任が大切にしていること
  • 職員同士の雰囲気
  • 新人時代に困ったこと
  • 園見学でよく聞かれる質問

こうした求人票だけでは分からない情報を届けていきます。「働きやすい職場です」と伝えるだけでは、実際の働きやすさはなかなか伝わりません。実際に働いている先生の姿や言葉を見せることで、求職者が入職後の生活をイメージしやすくなります。

配信頻度は月1回以上が目安

まずは少なくとも月1回。できれば、1〜2週間に1回程度の配信をおすすめしています。

定期的に情報が届くことで、園を思い出してもらう機会が増えます。

そして、園を探したり転職を考えたりしたタイミングで、「そういえば、いつもLINEを送ってくれる園があったな」と思い出してもらえる可能性があります。

配信の型を決めておくと続けやすい

毎回ゼロから配信内容を考えるのが大変なら、あらかじめ型を決めておくのもおすすめです。

たとえば、月2回なら次のように決めておきます。

  • 1回目:役立つ情報
  • 2回目:園を知ってもらう情報

これだけでも、配信を続けやすくなります。完璧な配信を1回作ることよりも、無理なく続けることが大切です。

活用法2:LINEから必要な情報へ案内する

LINEで継続的に情報を届けることに加え、興味を持った方が必要な情報へ進めるようにしておきましょう。

リッチメニューで知りたい情報へ進めるようにする

LINE公式アカウントには「リッチメニュー」という機能があります。

トーク画面の下部にメニューを表示し、次のような情報へ案内できます。

  • 園見学
  • イベント
  • 採用情報
  • ホームページ
  • Instagram

LINEですべての情報を伝える必要はありません。配信を見て興味を持った方が、知りたい情報へすぐに進める状態を作っておくことが大切です。

LINEへの登録導線も作っておく

ホームページやInstagram、園見学、パンフレットなどから、LINEへ登録できる導線も作っておきましょう。その際は、「LINE登録はこちら」と案内するだけではなく、登録するメリットも伝えます。

たとえば、次のような案内です。

  • 「園見学やイベントの最新情報をお届けします」
  • 「子育てに役立つ情報や園の日常を配信します」

園児募集・採用につなげる流れ

LINE公式アカウントを活用した園児募集や採用は、次のような流れです。

  1. ホームページやInstagramで園を知る
  2. LINEでつながる
  3. LINEで継続的に情報を届ける
  4. 園見学や応募につなげる

この流れを作ることで、LINEを園児募集や採用につなげるための接点として活用できます。

まとめ:一度つながった方との接点を切らさない

LINE公式アカウントで大切なのは、アカウントを作ることではありません。

一度つながった方との接点を切らさないことです。

  • 子育てに役立つ情報を届ける
  • 園の日常を見せる
  • 先生たちの考えを伝える
  • 必要なタイミングで、園見学やイベント、採用情報を案内する

こうした小さな接点を積み重ねることで、「この園、いいかもしれない」と思ってもらえる状態を作っていきます。また、LINEだけですべてを完結させる必要はありません。Instagramやホームページで園を知ってもらい、LINEでつながる。LINEで継続的に情報を届けながら、園見学やイベント、採用応募へとつなげていく。

このように、それぞれの媒体に役割を持たせることが大切です。LINE公式アカウントを作ったままになっている園さんは、まず月1回の配信から始めてみてください。


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